クローズアップ企業(2020年度版) 株式会社 飛騨ゆい 飛騨まんが王国
株式会社 飛騨ゆい 飛騨まんが王国
もともと本を読むことや、漫画・アニメなどが好きでした。進路をどうしようか迷っていた高校生の時、家族や親類に相談していた中で、自分の好きなことにも関係するこちらの職場の話を聞く機会があり、興味を持ちました。縁あって就職することができて、今は沢山の漫画に囲まれながら働いています。
フロントでの接客業務全般と、「まんが図書館」の蔵書管理も担当しています。温泉施設へ通ってくださる地元の方から、旅行で遠方から訪れる方まで、老若男女幅広いお客様と接する日々です。まんが図書館は寄附をいただいたりして多くの蔵書があるのですが、それだけでなく、月に一回は新巻が出た作品やリクエストがあった作品を追加して、利用者さんの読みたいものが見つかるよう、最新の漫画も揃えるようにしています。
働き始めて3年ほど経つのですが、地元の常連さんに顔と名前を覚えていただけるようになってきました。業務上のやりとりだけではなく、親しく声をかけていただく機会が増えてきたことがとても嬉しいです。中には孫同然に気にかけて可愛がってくださる方もいらっしゃって、私も「この方はいつもこの商品を買っていかれるな」とそのお客様に合わせた対応が出来るようになってきて、温かくアットホームな雰囲気の中で楽しく働けることに感謝しています。
毎日お客様と接する仕事なので、笑顔でいることと、礼儀正しくすることは特に大切にしています。地元の常連さんも多いので、身内のように仲良くして下さる方も沢山みえますが、だからと言ってあまり馴れ馴れしい態度になり過ぎてしまってはいけないと思い気をつけています。親しみを込めながらも失礼にならないよう、気持ちのいい接し方を心がけています。
休みの日は月に一度くらいの頻度で、好きな俳優さんが出演する舞台を観劇するために、東京や京都・大阪などへ出かけることを一番の楽しみにしています。好きなことがあるだけで、このために頑張って働こう! という原動力にもなってくれます。それ以外では、同じように平日休みの友達と一緒に食事や遊びに行ったりしてリフレッシュすることもあります。
進路を決める時、「この仕事をずっとやっていけるのか?」と、周りの大人や先生に心配されることはよくあるので、慎重になってしまう人もいるかもしれません。私も何度も進路を変えて悩んだのですが、先のことは分からないので、何十年先までと考え過ぎないで、その時やりたい! と思った気持ちを大事にしてもいいと思います。就職してからも迷うことや大変なことは出てくると思いますが、そんな時も仕事のことだけでいっぱいになるのではなく、趣味や楽しみがあれば息抜きにもなるので、働きながらでも、夢や好きなことは持ち続けていて下さい。