森林が面積の9割以上を占める自然豊かな飛騨市には、245種類以上もの薬草が自生し、山里に住む人々の薬箱のような役割を担ってきました。野山に自生する薬草を摘み、薬効を自然と体に取り入れて暮らしてきたのです。
健康寿命が叫ばれる今日、薬草への関心は高まりつつあります。
飛騨市では豊かな自然の恵みと、先人たちの知恵を大切に受け継ぎ、薬草を地域資源として生かすまちづくりに取り組んでいます。
「飛騨市薬草ビレッジ構想プロジェクト」は、市やNPO法人、薬草愛好団体、地元企業などと協働し、市民の健康づくりを目的に薬草の普及に取り組んできました。
飛騨市の人口は、今後も減少が続く反面、高齢者人口が増加していくことが予想され、高齢化に伴う社会保障費の増加 も今後予想されます。
また、現代人は、ミネラルが不足しているといわれており、野菜に比べて野草には非常に多くのミネラルが含まれていることがわかっています。
こうした背景の中、市内にある豊富な薬草資源を活用し、平成25年度より地域内での薬草知識の普及や活用方法の啓発を行ってきました。平成26年には、全国の薬草に取り組んでいる自治体や団体が集まる「第3回全国薬草シンポジウムinひだ」を飛騨市で開催しました。
飛騨市役所内では、平成28年度より「飛騨市薬草ビレッジ構想推進プロジェクトメンバー」として有志職員を委嘱し、薬草推進に向けて取り組んでいます。
飛騨市薬草ビレッジ
構想推進プロジェクト
飛騨市の貴重な資源「薬草」を活用したまちおこしに取り組む市役所プロジェクトチームです
〒509-4292 岐阜県飛騨市古川町本町2-22 飛騨市役所商工観光部まちづくり観光課
TEL:0577-73-7463