2023.11.21 新着情報
富山大学との連携による「市民健康講座~和漢薬と健康~」の第4回目の講座を、古川町公民館で開催しました。
今年度は、富山大学和漢医薬学総合研究所の専門家を招いて「和漢薬と健康」をテーマにした講座を全5回にわたって開催しています。
今回は「和漢薬に含まれる化学成分」の演題で、同研究所薬用資源管理部門の當銘一文准教授が、和漢薬に含まれる化学成分についての基礎、生薬をめぐる現状や最近の研究事例などを解説しました。 西洋医療と漢方医療では、それぞれ考え方や診断、使う薬の性質、治療法などに違いがあることや、代表的な生薬の特徴や効能なども紹介。産地の違う「桂皮(けいひ)」の匂いを嗅ぎ比べたりしました。化学成分というと何だか難しそうに思ってしまいますが、分かりやすい内容で、参加者は熱心にメモをとっていました。
この日は市民の他、愛知県や関市などからも参加があり、約25人が聴講しました。受講者の一人は「和漢薬については全く知らないような感じでしたが、講座を聞いて多少なりとも知ることができ、さらに興味が湧きました。これからも機会があれば、講座などに出席して話を聞き、自分の生活や健康に役立てていきたいです」と感想を話していました。
次回講座は、2月2日に「がんと和漢薬」をテーマに開催予定です。