2023.06.12 新着情報
和ハーブ協会と薬草事業のコラボイベントとして、「和ハーブ」をテーマにした散策会と講演会を開催しました。
和ハーブとは、江戸時代以前の日本で親しまれてきた有用植物のことで、広葉樹の森に恵まれる飛騨地域は、薬草を含む和ハーブの宝庫と言えます。私たちの足元にある宝物を見つめ直す機会になればという思いで、和ハーブ協会に声をかけて今回のイベントが実現しました。和ハーブ協会初来飛です!
午前中は朝霧の森で「和ハーブ散策」。 梅雨で雨が続く中、奇跡的に晴れて気持ちよい散策となりました。講師は古谷代表理事と、平川副理事長。古谷さんの軽快な喋りと、平川さんの心にしみる説明が印象的で、一つ一つの植物について深い話を聞かせていただき、あっという間に時間が過ぎました。植物の見分け方や薬草をどう使うという話だけはなく、文化、歴史なども交えての説明はとても興味深いものでした。
午後は古谷さんによる「和ハーブ講演会」。 「飛騨の足元のたからもの ~古くて新しい和ハーブの再発見~」というタイトルで、和ハーブの概要、和ハーブの活用事例紹介、伝統医療の話など広く解説していただきました。食用・薬用以外の活用方法も含めて、私たちの周りには沢山の有用植物が自生しています。改めてそれらの価値に気づかされたような気がします。
今回の参加者からは、もっと有用植物について勉強したくなったという声も聞かれ、市民にとっても良い刺激となったようです。市の薬草事業では、継続して各種イベントを開催していますので、ご興味ある方はぜひご参加ください。最新の情報はSNSやホームページ、ひだ森のめぐみ等でのチラシ配布により発信しています。今年度からは、神岡振興事務所1階に薬草情報コーナーを設置していますので、こちらもご利用ください。