2021.02.16 新着情報
知らない人はいないと言えるほど有名な食材であるハチミツ。ミツバチが様々な花の蜜を集めてきて加工・貯蔵することでできるハチミツは、糖分、ミネラル、ビタミン、酵素といった多様な成分から構成され、はるか昔から健康に、美容にと幅広く活用できる万能薬として重宝されてきました。意外なところとして殺菌の効果も高く菌の繁殖を抑えるのでエジプトのミイラの防腐処理に使われています。
また、胃に負担をかけずに消化吸収でき、すぐにエネルギーや脳の活力に変わることをはじめ、貧血、動脈硬化、不眠、二日酔い、虫刺され、関節痛など、その効果や効能を挙げたらキリがないほどです。ただし、ハチミツに含まれる酵素が熱に弱いので、生姜湯に入れるなどお湯に溶かす際には人肌程度までお湯を冷ましてからハチミツを入れるようにしてください。
薬草を加工したり、おいしく取り入れたりするのにもハチミツはとても重宝します。 例えば、クズの花などの薬草の乾燥粉末をハチミツで練ると丸薬にできます。粉を固形化できるだけでなく、ハチミツの殺菌効果で長期間保存できます。美味しくない薬草酒にハチミツを入れると飲みやすくなり効果もアップします。
イタドリの絞り汁にはその名のとおり痛みを取ったり疲労回復したりといった効果がありますが、新芽や若葉の汁にハチミツを入れると解熱やリウマチにも効果があります。
飛騨市の薬草のエース、メナモミも生葉をハチミツペーストにするとその効果がアップします。
村上先生おすすめのドクダミワインはドクダミの青汁とハチミツで作る最強?の強壮ドリンクです。
薬草が採れないこの時期のミネラル補給にいいですし、これからの活用にも重宝します。ハチミツの効能がほとんど失われた加工品も出回っているので、純粋ハチミツを使うようにしましょう。
村上光太郎「薬草を食べる」より
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