2021.03.16 新着情報
冬場の飛騨は松葉など限られた薬草しか取れないので、ミネラルを効果的に摂る方法が限られます。
そんな中で手軽に、しかも多用途に使用できるのが紫塩(シエン)です。紫塩の効能は村上先生がよく話してくださっていました。薬草ではありませんが、ぜひ活用してください。
近年、塩化ナトリウムだけの食塩が見直され、海塩や岩塩などミネラル分の多さや味のまるさを特徴とした塩が店頭に普及してきています。紫塩は岩塩の一つで、数億年前、ヒマラヤ山脈ができた際の古代塩が、さらに地殻変動の圧力やマグマの熱などの影響を受けてできた、ミネラルの塊とも言える他に類を見ない奇跡的な岩塩です。
塩は古くから使われている生薬の一つです。現代でも猛暑で汗をかいた際には塩分補給が言われていますし、生理食塩水なども聞いたことがあるでしょう。
紫塩は昔からヒマラヤ周辺で病気や怪我だけでなく日常の生活にも積極的に使われてきました。紫塩にはナトリウムの他、カルシウム、マグネシウム、カリウム等の多くのミネラルに加え、イオウ成分が含まれるのが特徴です。
直接体に摂り入れる方法として、スープに入れる、肉料理等の味付けに使うと旨味がグンとアップします。
外用としては紫塩を入れた風呂は、塩とイオウ、豊富なミネラルの作用で、美肌効果に加え、体が芯から温まり疲労が軽減します。また、虫に刺された箇所に水で溶いたものを塗ると治りがとても早くなります。
紫塩はスーパーなどの他、ネットショップなどで入手できます。外用専用の紫塩もあるので購入の際は注意してください。 塩分なので摂取に注意が必要な方もありますが、うまく内用、外用していただき、健康で冬を乗り越えましょう。
村上光太郎「薬草を食べる」より
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