2019.04.01 新着情報
寒暖差が大きい気候が一因となって飛騨で発症率が高い脳血管障害。後々障がいが残ることが多く本人と家族を長く苦しめます。
メナモミはそれに対して予防と改善効果があることから、ぜひその素晴らしさを知って活用してもらいたいと、市内の薬草グループ「山水女」の皆さんが長年メナモミの普及に取り組んでこられ、着実に名前と効能が浸透しています。その取り組みは昨年春に「現代農業」に掲載され、いまだに全国から問い合わせがある程です。
気象台のここ1ケ月の飛騨市内の統計データを調べると、ほとんどの日で1日の気温差が10℃から20℃もありました。村上先生は、このような大きな気温差は体に多大な負担がかかり、体はミネラルを大量に消費して正常に保とうとします。その時ミネラルが足りないと体はうまく機能しなくなり、体調を崩したり、病気になったりします。メナモミはミネラルが豊富なところもおススメの理由です。
活用部位は葉っぱです。乾燥した葉を煎じて飲むと、風邪、できもの、中風、動脈硬化、脳溢血予防、特に手足の麻痺に効果があります。でも葉っぱは苦いので、お茶にするには抵抗があるかもしれません。それならば、生葉をハチミツと一緒にミキサーにかけてペーストにすると不思議と苦さを感じなくなります。そのペーストはカレースプーン一杯分程度を牛乳で溶いて飲むと抹茶オーレのようで美味しく、毎日飲むのも苦になりません。または、乾燥葉を微粉末にし、ハチミツでこねて丸薬にするとお手軽ですし、携帯もできるので旅行などに持っていくことができます。
メナモミは山では同じところで育つ訳ではないので探すのが難しいのですが、栽培なら容易です。しっかり堆肥を入れたりして土づくりをすればプランタでも大きく育ちますし、種を撒きちらして翌年あちこちでメナモミが生えてきます。これならわざわざ取りに行かなくてもいいので楽ですよね。
メナモミを身近で育てて美味しく体に取り入れ、地域特有の病気に備えましょう。
村上光太郎「薬草を食べる」より
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