トマトの成育にぴったりの夏はもちろん
雪の多い飛騨の冬にも、農業の可能性を求めて
まだまだ進化していく池田さんに今後の展望を聞いた。
飛騨の外に出て働きながら、定年後は地元に帰って畑をやりたいと考えていましたが
TPPのニュースがあり、日本の農業が大きく変わる可能性が出てきました。
専業の農家となって成長させていくには、今のタイミングじゃないか?
そう考えるようになり、思い切ってUターンし就農しました。
寒暖差が大きい飛騨市の気候は、トマトの生育によく、美味しく育つので
おかげで最盛期の夏は、パートさんにも助けられながら毎日大忙しです。
その分この地域は、雪が多く冬は仕事が少なくなるという部分もあります。
スキー場で働くなど季節ごとに別のことをするという方法もあると思いますが
将来的には、いつも忙しい時に頑張ってくれるパートさんを
冬も安定して雇用できるようなかたちを農業で作っていくのが目標。
今はまだ試験的な段階ですが、冬に採れる作物の栽培も模索中です。
補助や研修などの就農支援システムが整っているので
新規の就農であっても第一歩は始めやすいと思います。
一番大切なのは、自分の意思で技術を磨いていくことですね。
地域のつながりを大切に真面目にやっていれば応援してくれる人もたくさんいます。
飛騨はあったかい人ばかり。助け合いながら続けていけると思います。